「 RunpodのPlaygroundでKimi K3を使っているけれど、画像やPDFも添付したい! 」
「 Runpodに登録したものの、APIの使い方がわからずPlaygroundしか使えていない… 」
「 サブスクリプション型のチャットAIではなく、使った分だけ支払う形で有能なAIモデルを使いたい! 」
そんな方に向けて、Runpod API専用のAIチャットアプリ(ウェブ版)を公開しました。
RunpodのAPIキーを入力するだけで、ログイン不要・インストール不要でKimi K3とチャットできます。
画像・PDF・テキストファイルの添付、思考過程の表示、会話履歴の保存など、Playgroundにはない機能を多数搭載しています。
この記事では、アプリの特徴と使い方、Playgroundとの違い、料金の仕組み、PDF添付時の詳細仕様まで、すぐに使い始められるレベルで解説します。

このアプリはこんな方のために作りました
以下のいずれかに当てはまる方に、特に使っていただきたいアプリです。
✔︎ Runpodに登録したが、有効活用できていない方
Runpodに登録したものの、「GPUインスタンスを立てるほどではない」「APIの使い方がわからない」という理由で、結局Playgroundしか使っていない方は少なくありません。
このアプリは、RunpodのAPIキーを入力するだけで、API経由でKimi K3をはじめとするモデルとチャットできます。
コーディング不要で、Runpod APIの活用の第一歩として最適です。
✔︎ PlaygroundでKimi K3を使っているが、物足りなくなってきた方
Playgroundは手軽で優れた環境ですが、画像やPDFを添付できない、会話履歴が残らない、前の回答が消えてしまう(注)といった制約があります。
*注:
回答表示欄の前の回答が消えるので、暫定的な対応として「Input type:Messages」にして、その都度、得られた回答を「assistant」を選択し、貼り付けていくことが求められます
「スクリーンショットのエラーを見てほしい」「PDFの資料を要約してほしい」
「昨日の会話の続きをしたい」
——このような場面でPlaygroundの限界を感じた方に、このアプリは機能面で大きく前進した選択肢になります。
✔︎ サブスクのチャットAIに抵抗感がある方(Runpod未登録の方も)
現在のチャットAIサービスは月額制のサブスクリプションが主流です。
しかし、毎月コンスタントに使うわけではない方にとって、月額固定費は負担に感じられることもあるでしょう。
このアプリはアプリ本体は無料で、必要なのはRunpod APIの利用料だけです。
APIは使った分だけ費用が発生する従量課金制のため、「必要なときに、必要なだけ」という使い方ができます。
現時点でRunpodに未登録の方でも、Runpodで新規アカウント作成し、APIキーの発行だけで始められます。
(新規登録やAPIキーの取得方法はこちらの解説記事で手順をまとめています)
*Runpod新規登録者の方に嬉しい「特典付きの紹介リンク」も掲載中です
✔︎ チャットAIアプリ開発に挑戦してみたい初学者の方
「APIを使ったアプリを作ってみたいが、何から始めればいいかわからない」という方にも、このアプリは教材として役立ちます。
まずウェブ版でチャットAIの動作やカスタムシステムプロンプトの効果を体験し、慣れてきたらMIT Licenseで公開しているカスタム版(ダウンロード版・開発版)をダウンロードして、ローカル環境でアプリ自体を改造する、というステップアップの道筋を用意しています。
(カスタム版のダウンロードと開発入門はこちらの記事で解説しています)
*ダウンロード版
(AIチャットアプリ開発入門はこちらの記事で解説しています)
*開発版
AIチャットアプリ(ウェブ版)の主な特徴
ここでは、このアプリの主要な機能を紹介します。
RunpodのAPIキーを入力するだけですぐ使える
このアプリの利用に必要なものは、RunpodのAPIキーだけです。
ユーザー登録、ログイン、ソフトウェアのインストールは一切不要です。
ブラウザでアプリのページを開き、設定パネルにAPIキーを入力すれば、すぐにチャットを開始できます。
なお、入力したAPIキーはお使いのブラウザのメモリ上にのみ保持され、サーバーには送信・保存されません。
ページを更新するとリセットされる仕様です。

Kimi K3を含む3つのモデルから選べる
設定パネルのプルダウンから、以下の3モデルを切り替えられます。
・kimi-k3:
最高性能を狙う万能型。
推論強度(reasoning_effort)を low / high / max の3段階から選択可能
・kimi-k2.7-code:
本格的な開発に特化したモデル。
本アプリでは思考モード固定ONで動作
・kimi-k2.6:
コード以外も対応の万能型。
思考モードのON/OFFを選択可能
モデルを切り替えると、設定画面の項目も自動で連動して変わります。
たとえばKimi K3を選ぶと推論強度の選択欄が表示され、Kimi K2.6を選ぶと思考モードのON/OFF切替が表示される、という具合です。
そのモデルで意味のある設定だけが表示される設計のため、迷うことがありません。
【学習モデルの選択】

【モデルごとに設定項目が切り替わる】



画像・PDF・テキストファイルの添付に対応
Playgroundでは非対応のファイル添付が、このアプリでは可能です。
・画像:
JPEG / PNG / GIF / WebP に対応。
複数枚の同時添付、クリップボードからの貼り付け、ドラッグ&ドロップにも対応しています
・PDF:
テキスト抽出またはページ画像化で送信
(詳細は後述の「PDF添付の詳細仕様」をご覧ください)
・テキストファイル:
.txt、.py、.js、.html、.css、.json、.md など50種以上の拡張子に対応。
ソースコードをそのまま添付してレビューやエラー解析を依頼できます
・フォルダ一括添付:
フォルダ選択ボタンから、フォルダ内のファイルをまとめて添付できます。
プロジェクト全体のコードを読み込ませて質問する、といった使い方も可能です
各ファイルのサイズ上限は設定画面で変更できます。
デフォルトでは画像10MB、PDF20MB、テキストファイル5MBです。
【添付ボタン】

【添付プレビューの表示】

思考過程の表示とストリーミング表示
Kimi K3やKimi K2.7-codeのような思考(Reasoning)対応モデルでは、回答の裏側でどのような推論を行ったかが「思考過程」として生成されます。
RunpodのPlaygroundではこの思考過程は表示されませんが、このアプリでは折りたたみパネルで思考過程を確認できます。
「なぜこの回答になったのか」を追えるため、プロンプトの改善やモデルの特性理解に役立ちます。
(ただし、思考過程の設計思想を尊重し、回答の出力生成後には思考過程のパネルは消える仕様になっています)
また、回答はストリーミング表示に対応しており、生成されたテキストがリアルタイムで画面に表示されます。回答の途中で「思っていた方向と違う」と感じたら、停止ボタンで生成を中断でき、無駄なAPI利用料を抑えられます。
さらに、応答時間・思考文字数・本文文字数を自動で計測して表示する機能も搭載しています。モデルやパラメータを変えたときの違いを数値で比較できるため、設定調整の参考になります。

*思考が必要な時のみパネル内に思考過程が表示されるようです
使っている感じでは、ストリーミングの機能は300秒(5分)前後で止まる印象を受けています。
思考過程の出力中の状態で、ストリーミングが終了(ストリーミングエラー)となった場合には
・ストリーミングに失敗したため、通常モードで再試行しています…
となった後に、自動的に通常モードに切り替わり
・AIが質問を分析しています…

の表示となり、ストリーミングが途中で止まった状態で、分析を続けてくれるようでした。
デベロッパーツールでコンソール画面を見てみると
・ストリーミングエラー

の表示が出ますが、その間に、送信時に適応されている
・max_tokens
・APIタイムアウト(秒)
を超えない状態で、その他の問題などが起こらなければ、分析が終了後に、一括で本文が出力されます。
(一例:5分でストリーミングから切り替わり、さらに5分経過後に本文の全文が一括出力)
一方で、本文のストリーミング出力時に、300秒(5分)を迎えた場合には、その時点で出力が止まってしまう傾向があるようです。
そういった場合には、
・先ほどの回答が「〜」のところで止まっています。続きを出力してください。
などとお願いすると、途中から生成してくれますので、長文などの出力をされる場合には、根気よく対応いただけますと幸いです。
その際には、生成が途中で止まった回の質問時に添付したファイルなどあれば、再度添付しておくといいかもしれません。
(前回の質問の内容は、文字情報として残っているので参照できますが、添付ファイルの情報は、質問時点の1回きりの情報のため)
カスタムシステムプロンプトで回答をカスタマイズ
「こういう風に回答してほしい」「ここに注意してほしい」という指示を、カスタムシステムプロンプトとして登録できます。
たとえば「回答は日本語で、初心者向けに噛み砕いて説明して」「コードを提示するときは必ずコメントを付けて」といった指示を設定しておけば、チャットAIの振る舞いを自分好みに調整できます。
特定の用途に特化させれば、自分だけのAIエージェントのような使い方も可能です。
カスタムシステムプロンプトはON/OFFの切替が可能で、1回の質問ごとに一時的にOFFにすることもできます。設定を消去せずに「この質問だけ標準の状態で聞きたい」という場面に対応できる仕様です。
プロンプトの内容を工夫して出力を調整する「プロンプトエンジニアリング」の練習の場としても活用できます。
【カスタムシステムプロンプトを有効化】

【カスタムシステムプロンプトを編集】

会話履歴はブラウザ内に保存。エクスポートも可能
Playgroundでは前の回答が消えてしまいますが、このアプリでは会話履歴がブラウザ内(localStorage)に保存され、ページを閉じても残ります。
・複数会話の管理:
サイドバーで会話を作成・切替・削除できます。
用途ごとに会話を分けられます
・会話タイトルの自動生成・編集:
最初の質問からタイトルが自動で付き、後から手動で変更も可能です
・エクスポート(出力)/インポート(読込):
会話履歴をJSON形式でエクスポートしてバックアップしたり、別のブラウザやパソコンにインポートして引き継いだりできます
なお、履歴はあくまでお使いのブラウザ内にのみ保存される仕様です。
ただし、今回のチャットアプリは、APIを活用したアプリのため
・APIにチャットの内容を送信するので個人を特定できる情報や機密情報をチャットに入力しない方がいい
です。
長時間の利用を考慮したUI設計
開発にあたっては、長時間画面を見ていても疲れにくい配色を意識して設計しました。
・ダークモード/ライトモードの両対応。
ワンクリックで切替可能
・回答文はMarkdown表示とシンタックスハイライトに対応。
コードブロックにはコピーボタン付き
・質問ナビゲーションタイムライン:
ブラウザ幅1250px以上の環境では、画面左側に過去の質問の一覧が表示され、クリックで目的の質問へジャンプできます
・長い質問(500文字超)は自動で折りたたまれ、会話が見やすい表示を維持します
・ストリーミング表示の画面更新間隔を調整でき、描画負荷を抑えたい環境にも対応できます
【ライトモードのUI】

【ダークモードのUI】

【質問ナビゲーションタイムライン】

通信エラーへの備えも実装済み
API通信では、タイムアウトや一時的な接続不良が起こりえます。
このアプリでは以下の対策を実装済みです。
・APIタイムアウトの調整:
デフォルト360秒(6分)
設定画面から変更可能
・ストリーミング失敗時の自動再試行:
ストリーミング通信が失敗した場合、非ストリーミング方式で自動的に1回だけ再試行します
*クルクルマークが表示されているものの、あまりにも回答が生成されない場合には一旦停止させてください
・処理状況パネル:
API通信中の進捗が表示され、「今何が起きているのか」がわかる設計です
使い方:3ステップでチャット開始
使い方はシンプルです。以下の3ステップで始められます。
【ステップ1】RunpodのAPIキーを取得する
Runpodのアカウント設定画面からAPIキーを発行します。
取得手順の詳細はこちらの解説記事で画像付きでまとめていますので、初めての方はご参照ください。
【ステップ2】アプリを開き、APIキーを入力する
アプリのページをブラウザで開き、設定パネルの「Runpod API Key」欄にAPIキーを貼り付けます。
キーはブラウザのメモリ上にのみ保持され、API以外のサーバーには送信されません。
【ステップ3】モデルを選んでチャット開始
デフォルトではKimi K3が選択されています。
そのまま質問を入力して送信すれば、チャットが始まります。
必要に応じてモデルや推論強度、カスタムシステムプロンプトを調整してください。

【機能比較】「ウェブ版アプリ」と「RunpodのPlayground」
このアプリとRunpodのPlaygroundの機能の違いを、表にまとめました。
注:記事初回公開時点(2026年9月)の状態で比較しています
凡例:✓=対応 / ー=非対応
ウェブ版アプリ=【ウェブアプリ】AIチャットアプリ:Runpod API専用 – Kimi編(Kimi K3対応)
APIパラメータ・モデル設定
| 機能 | ウェブ版アプリ | Playground |
|---|---|---|
| Max tokens | ✓ 調整可(デフォルト 8192) | ✓ 調整可(デフォルト 2048) |
| Temperature | ー(「1」固定) | ✓ 0〜2 まで調整可 |
| Reasoning effort | ✓ low / high / max から選択 (Kimi K3のみ) | ✓ low / high / max から選択 |
| モデル選択 | ✓ 3モデル (kimi-k3 / k2.7-code / k2.6) | ✓ 3モデル (kimi-k3 / k2.7-code / k2.6) |
| 思考モード ON/OFF | ✓ Kimi K2.6 で切替可 (k2.7-codeは常時ON) | ー |
| APIタイムアウト | ✓ 調整可 | ー |
| ストリーミング失敗時の自動再試行 | ✓ | ー |
思考・回答の表示
| 機能 | ウェブ版アプリ | Playground |
|---|---|---|
| 思考過程の表示 | ✓ 折りたたみパネルで表示 | ー |
| 回答履歴の保持 | ✓ UI上に残る(localStorage保存) | ー(前の回答が消える) |
| ストリーミング表示 | ✓ | ー |
| 生成の途中停止 | ✓ | ✓ |
| 回答の再生成・質問の再送信 | ✓ | ✓ |
| 応答計測(応答時間・文字数) | ✓ 回答の最後に表示 | ✓ 応答時間:Request logs total_tokens:JSON形式 |
| 処理状況パネル(進捗表示) | ✓ | ✓ |
ファイル添付
| 機能 | ウェブ版アプリ | Playground |
|---|---|---|
| 画像添付 | ✓ 複数・貼り付け・ドラッグ&ドロップ対応 | ー |
| PDF添付 | ✓ テキスト抽出/ページ画像化の自動切替 | ー |
| テキストファイル添付 | ✓ 50種以上の拡張子に対応 | ー |
| フォルダ一括添付 | ✓ 選択ダイアログ経由 | ー |
| 添付サイズ・ページ数の上限設定 | ✓ 設定画面で変更可 | ー |
会話管理
| 機能 | ウェブ版アプリ | Playground |
|---|---|---|
| 複数会話の管理 | ✓ サイドバーで作成・切替・削除 | ー |
| 会話タイトルの自動生成・編集 | ✓ | ー |
| 履歴のエクスポート/インポート | ✓ JSON形式 | ー |
| 履歴の永続化 | ✓ localStorage(ブラウザ内のみ) | ー |
カスタマイズ・その他
| 機能 | ウェブ版アプリ | Playground |
|---|---|---|
| カスタムシステムプロンプト | ✓ | ✓ |
| ダークモード | ✓ | ー |
| 画面更新間隔の調整(ストリーミング表示) | ✓ | ー |
| Markdown表示・シンタックスハイライト | ✓ | ー |
| ウェブ検索機能 | ー(未実装) | ー(未実装) |
表のとおり、Playgroundは手軽に試せる一方で、ファイル添付や会話の保存といった「実用面で欲しくなる機能」が限られています。
一方、このアプリは同じRunpod APIを使いながら、添付ファイルの扱いや履歴管理、表示のカスタマイズまで幅広く対応しています。
なお、Temperatureは本アプリでは「1」に固定しています。
(試行錯誤しましたが、ストリーミング版のAPIでは「1」以外の数値を受け付けなかったので「1」に固定しています)
「0〜2」を細かく試したい用途ではPlayground、それ以外の実用的なチャット用途では本アプリ、という使い分けも有効です。
PDF添付の詳細仕様と利用料金の注意点
PDF添付は便利な一方、送信方式によってAPI利用料が変わりやすい機能です。
安心して使っていただけるよう、内部の動作をできるだけ詳しく説明します。
基本的なルール
・1回の質問につき、送信されるPDFは1ファイルです
(複数のPDFを同時に添付することはできません)
・サイズ上限はデフォルトで20MB
(設定画面で変更可能)
・ページ数の上限はデフォルトで10ページ
(設定画面で変更可能)
設定した上限を超えるPDFは送信前にエラー表示でお知らせします
・画像・テキストファイルとの併用は可能ですが、そのぶん送信データ量が増えるため、利用料には注意してください
送信方式は2種類。アプリが自動で判定します
このアプリでは、添付されたPDFを次の2つのどちらかの方式でAPIへ送信します。
判定はアプリが自動で行います。
方式①:
テキスト抽出して「文字だけ」送信
PDF内の文字データを抽出し、テキストとして送信します。
このとき、抽出した文字の先頭から20,000文字までが送信対象です。これは、予期せぬトークンの肥大防止のため、あえて上限を設けておきました。
長文のPDFでも送信量が一定に抑えられるため、料金を比較的コントロールしやすい方式です。
Wordなどから作成したPDF、テキストが選択できるPDFであれば、基本的にはこちらの方式になります。
方式②:
ページを画像化して送信
スキャンPDFなど文字データを持たないPDFや、文字化けが検出されたPDFは、各ページを画像に変換して送信します。
画像として送れば、レイアウトや図表も含めてモデルが読み取れるという利点があります。
判定の流れは以下のとおりです。
1. PDFからテキスト抽出を試行
2. 抽出された文字がほぼゼロの場合 → ページ画像で送信
3. 文字が抽出できた場合 → 文字化けしていないかを複数の基準でチェック
4. 文字化けなし → テキストのみ送信(先頭20,000文字まで)
5. 文字化けの可能性あり → ページ画像で送信(意味が通じない文字列を送るより、画像として正確に読み取らせるため)
どちらの方式で送ることになったかは、送信前の添付プレビューに表示されます。
「テキスト抽出済み」「ページ画像化済み」などの表示で確認できます。
【テキスト抽出】

【ページ画像】

ページ画像で送信される場合の注意点
画像はテキストよりもトークン消費量が大きくなりやすいため、ページ画像での送信は、同じPDFをテキストで送る場合と比べてAPI利用料が高くなりやすい傾向があります。
そのため、文字化けが検出された場合は、添付プレビューに以下のような注意書きが表示されます。
「⚠ 文字化けの可能性 → ページ画像で送信(API利用料金が増加しますので注意してください)」
この表示が出た場合、内容を確認した上で「そのまま画像として送るか」「送信をやめて別の方法を検討するか」を判断してください。
プレビューの段階であれば、添付を取り消せば料金は発生しません。
PDF利用時の料金を抑えるコツ
・テキストが選択できる(文字データを含む)PDFを使う
・ページ数の上限をデフォルトの10ページのまま、または小さめに設定する
・質問したいページだけを抜粋したPDFを用意する(分割して送れば、不要なページ分のコストを避けられます)
・文字化けの警告が出た場合は、元データからPDFを再作成する、PDF内の文字列をコピーしてテキストファイルとして添付する、などの代替手段を検討する
料金について:
サブスクではなく「使った分だけ」
このアプリの料金体系は、一般的なチャットAIサービスとは大きく異なります。
・アプリ本体:
無料
・AIの利用料:
Runpod APIの従量課金のみ
(使った分だけ。月額固定費なし)
月額制のサブスクリプションは「毎月コンスタントに使う人」には向いていますが
「 必要な時だけ使いたい 」
「 試しに触ってみたい 」
という方には固定費が負担になりがちです。
APIの従量課金であれば、使わなければ料金は発生せず、自分のペースで利用できます。
モデルごとの単価はRunpod社が随時更新しているため、最新の価格は必ず
Runpod公式のモデル価格ページ(moonshotai/Kimi)
で確認してください。
料金が心配な方は、最初は推論強度「low」や軽めのモデルで短い質問から試し、少しずつ使い方を広げていくのがおすすめです。
プライバシーとセキュリティの設計
安心して使っていただくための設計方針も、簡潔にまとめます。
・APIキーはサーバーに保存されません
(開発者のサーバーには保存されません)
入力されたキーはお使いのブラウザのメモリ上にのみ保持され、ページを更新すると消去されます
・チャットの通信は、お使いのブラウザとRunpodの公式APIエンドポイントの間で直接行われます
・会話履歴はブラウザ内のlocalStorageにのみ保存されます
(開発者のサーバーには保存されません)
・アクセス解析には自己ホスト型のMatomoを利用し、同意いただいた場合のみ匿名でアプリのページの統計情報を収集します
IPアドレスは匿名化されます
*ウェブアプリのページ単体の解析に対しての同意です
*この記事ページのプライバシーポリシーはウェブアプリのページの同意とは別になります
詳細は、アプリ内の「プライバシーポリシー」「利用規約」ページにも記載しています。
利用前にご確認ください。
なお、添付したファイルの内容は質問とともにRunpod APIへ送信されます。
個人情報・機密情報を含むファイルの添付は避けてください。
【機能比較】「ウェブ版アプリ」と「カスタム版アプリ」
このアプリには、ブラウザ上で使う「ウェブ版」のほかに、ダウンロードして自分のパソコン上で使える「カスタム版」も用意しています。
凡例:✓=対応 / ー=非対応
基本比較表
| 項目 | ウェブ版アプリ | カスタム版アプリ |
|---|---|---|
| チャットの機能 | カスタム版と同じ | ウェブ版と同じ |
| ウェブ公開対応 | ✓ 実装済み | ー(未実装) |
| ライセンス | 開発者に権利 | MIT License |
チャットの機能自体は両者で同じです。
違いは「どこで動くか」と「ライセンス」にあります。
カスタム版(ダウンロード版・開発版)はMIT Licenseで公開しているため、ダウンロードしたファイルを自由に改造・拡張できます。
ローカル環境(自分のパソコン)でHTMLファイルを開くだけで動作するため、ウェブ上のアプリ利用に抵抗感がある方にも適しています。
まずはウェブ版で操作感やカスタムシステムプロンプトの効果を体験し、「自分専用に改造してみたい」と思ったらカスタム版へ進む、というステップアップを想定しています。
・カスタム版のダウンロードはこちら → ダウンロード記事へ
(ダウンロード版)
・開発の始め方はこちら → 開発入門講座へ
(開発版)
開発者の思い:
なぜこのアプリを作ったのか
きっかけは、とてもシンプルな思いでした。
「 RunpodのPlaygroundのKimi K3に、画像も添付したい!」
当時の自分はAPIを活用したアプリ開発の経験がなく、APIで何ができるのかも知らないまま、しばらくPlaygroundを使う日々が続いていました。

転機は、ふとした思いつきです。
試しにPlayground上のKimi K3へ「RunpodのAPIを活用したアプリを作ってほしい」とお願いしてみたところ
——画像とPDFを読み込める、現代風のチャットアプリがあっさり完成したのです。
【最初のバージョンのアプリ】

*ただし、PDFのテキスト抽出がうまくいかない場合の対策は未実装
「これはすごい!」と素直に思いました。
構想から作成までにかかった時間は約3時間。
アプリ開発に使ったKimi K3の利用料は、エラーで失敗した分も含めて0.95ドル。
それだけで、自分のアプリ開発の幅が大きく開けました。
もっとも最初のバージョンは、アプリの設定をプログラムのコードに直接書き込む方式で、カスタマイズのたびにコードを修正する必要がありました。
ある程度プログラミングに触れたことのある人が自分用に使う分には十分でも、プログラミング経験のない方が自分好みにカスタマイズするには不十分なものでした。
そこから、自分で使い込みながら改良を重ねました。
長時間の利用でも目が疲れにくいUIの色合いの設計、各種設定を画面上で変更できる仕様への拡張。
アプリ開発の楽しさと奥深さに触れるうちに、次第にこう考えるようになりました。
「Runpodを利用しているプログラミング初学者の方も、PlaygroundだけでなくAPIを活用したチャットアプリを使えたら、プログラミングの幅が広がって、きっと嬉しいだろうなあ」
現在のチャットAIサービスはサブスクリプション形式が主流で、毎月頻繁に使いたい方でない限り、利用を敬遠しやすい面があると感じています。
一方、APIを活用したアプリは使った分だけ費用が発生するため、「必要なときに必要なだけ使いたい」という方には大きな利点があります。
ただ、APIを活用したアプリには「使い方がわからない」という壁があり、自分で開発できなければ使い勝手の悪いままです。
だからこそ、自分だけのチャットアプリに留めず、こう思って公開を決めました。
「 RunpodのPlaygroundだけでは物足りない。でも、APIの使い方がわからない・・・」
「 RunpodのAPIを使った自作アプリが作りたい。でも、アプリが作れない・・・」
——そんな方のためのアプリを作ろう、と。
このアプリはRunpodのAPIキーを使って、ウェブ上ですぐに使い始められます。
カスタムシステムプロンプトを有効化すれば、回答の出力の仕方も微調整できます。
使う中で「こういう風に回答してほしいのになあ」「ここに注意してほしいのに惜しいな」と思ったら、その旨をカスタムシステムプロンプトに追加してみてください。出力をある程度、自分好みにカスタマイズできるはずです。
そして今回、ウェブ版だけでなく、ローカル環境で使える「カスタム版」もダウンロードできるようにしました。
ウェブ版でプロンプトエンジニアリングに慣れてきたら、次はアプリ自体を拡張するフェーズに進めます。
APIの仕様が許す範囲という制限はありますが、思うようにアプリをカスタムして進化させる経験を通じて、チャットAI(会話型生成AI)自体のアプリ開発を楽しんでもらうことも、このコンテンツの目的の1つです。
一連の情報が、現代におけるアプリ開発の面白さや醍醐味に触れるきっかけになれば幸いです。
【API料金の実績例】
0.95ドルで作成したアプリに感動し、その後、機能拡張を繰り返したのが、今回公開させていただいたアプリです。
この状態までにするには
・アプリ拡張の作業時間
:59時間
(約2日半分の時間)
・アプリ拡張のAPI利用料
:67ドル(ピッタリ)
*はじめはKimi K3の推論強度「low」で行っていましたが、途中から「max」を使っていました
かかりました。
質問の内容や添付ファイルの有無、選ぶモデルや推論強度によって変動しますが
・数ドル単位でAPIを活用した動くアプリを開発した
・数十ドル単位でAPIを活用した本格的なアプリを開発した
という参考例としてご認識いただければ幸いです。
まとめ:
まずはウェブ版でKimi K3を体験してみよう
最後に、この記事の要点をまとめます。
・Runpod API専用のAIチャットアプリ(ウェブ版)を公開。APIキー入力だけで、ログイン不要・インストール不要でKimi K3とチャットできる
・画像・PDF・テキストファイルの添付、思考過程の表示、会話履歴の保存など、Playgroundにはない実用機能を搭載
・料金はアプリ本体無料+Runpod APIの従量課金のみ。サブスクのような月額固定費は不要
・PDFは「テキスト抽出」または「ページ画像化」で送信。画像送信時は料金が増えやすいため、添付プレビューの警告表示で確認できる
・慣れてきたら、MIT Licenseのカスタム版でアプリ開発に挑戦できる
Runpodに登録済みの方は、APIキーを用意して、まずは気軽に質問を投げかけてみてください。短い質問ひとつからでも、Playgroundとの違いを実感できるはずです。
→ 【ウェブアプリ】AIチャットアプリ:Runpod API専用 – Kimi編(Kimi K3対応)を使ってみる
あわせて読みたい関連記事
【APIキーの使い方】
RunpodのAPI key(APIキー)の設定・取得・設置方法を解説しておきました。
:【API Keyの使い方】AIチャットアプリ:Runpod API専用 – Kimi編
【作る:ダウンロード版】
自分好みにカスタマイズして使える、Runpod API専用のKimi編の「カスタムAIチャットアプリ」もダウンロードできます。
:【ダウンロード】カスタムAIチャットアプリ:Runpod API専用 – Kimi編
ローカル環境(自分のパソコン環境)でファイルをクリックするだけで使えます。
ウェブ上のAIチャットアプリの利用に抵抗感がある方にもお勧め(オススメ)です。
【作る:アプリ開発】
ローカル環境(自分のパソコン環境)で使える、Runpod API専用のKimi編のカスタムAIチャットアプリ開発に挑戦してみましょう。
:【プログラミング】AIチャットアプリ開発入門講座|Runpod API専用 – Kimi編【7ステップで完成】
Runpod API×KimiでAIチャットアプリを開発する初心者向け講座。
HTML1ファイルを7ステップで完成させます。
チャット機能から画像・PDFアップロード、履歴エクスポートまで、各コードの役割を丁寧に解説。
アプリのカスタマイズへの第一歩に。
【学ぶ:アプリの拡張】
カスタムAIチャットアプリの拡張:Runpod API専用 – Kimi編
:カスタムAIチャットアプリの拡張方法|初心者でもKimi K3でアプリ開発を楽しむ【Runpod×Kimi入門】
アプリのタイトル・テーマカラー・システムプロンプトの変更から、会話の検索機能・お気に入り機能の追加まで、レベル別の拡張アイデアとKimi K3へのプロンプト例を紹介します。
【学ぶ:Q&A集:AIチャットアプリの疑問】
アプリ自体の挙動や対応例などのQ&A。
:【Q&A】AIチャットアプリ:Runpod API専用 – Kimi編
AIチャットアプリを使う上での疑問を解決。
※ 本アプリは、Moonshot AI社およびRunpod社の公式製品ではありません。個人開発者による非公式アプリです。
※ 記載の機能・仕様は公開時点のものです。アップデートにより変更される場合があります。
※ APIの利用料金はRunpod社の定める価格に基づきます。最新情報は公式サイトでご確認ください。
by 子供プログラマー
