なぜ「RunPod」を使い始めたか?
元々はGoogle Colaboratoryの無料プランで、GPUを活用した機械学習プログラミングを学んでいました。
2023年4月に登場したAIボイジャーのRVC WebUIをGoogle Colaboratoryで使うためのチュートリアル
RVC WebUIのチュートリアル:
:日本人のためのRVC WebUIの使い方:簡単オリジナルAIボイスチェンジャー作成
を日本人の方向けに公開させていただいたのですが、残念ながら、すぐにGoogle Colaboratoryの無料プランでは使えなくなってしまいました。
諸事情でGoogle Colaboratoryに課金ができない状態でしたので、しばらくの間は、Google Colaboratoryの有料プランに課金されているチュートリアル動画
【Google Colaboratory版】RVC v1モデル対応 – RVC WebUIのチュートリアル動画:
【現代の魔法】RVC WebUIの使い方入門:オリジナルAIボイスチェンジャーを作ろう by RehabC – デジタルで、遊ぶ。(YouTube)
などの視聴者の方からの問題報告をコメントで教えていただきながら、チュートリアルコードを修正していましたが、2024年に行われたGoogle Colaboratoryの開発環境(ライブラリの依存関係)のアップデートに伴い、修正が難しくなってしまいました。
自分自身の機械学習プログラミングの学習のためだけなら、Google Colaboratoryの無料プランで十分すぎるほどのサービスであると感じ、とても満足していましたが、RVC WebUIに関心を持たれている日本人の方の熱い想いを、チュートリアル動画のコメント欄を通して感じていたので
「自分が課金できそうなクラウドGPUサービスはないか?」
ということで、2024年時点で提供されている国内外のクラウドGPUサービスを探し始めしました。
国内にもクラウドGPUサービスがいくつかありましたが
・費用が高い!
という現実を目の当たりにして、国内のサービスを使うことを早々に諦めました。
国外のサービスを探してみると、Google Colaboratoryの有料プランの相場に近い比較的に安価なサービスがあったので、とりあえず無料プランに登録してみて
・自分の対応できる支払い方法で課金できるのか?
を検証したところ無事に
・RunPod(ランポッド)
で課金ができました。
ということで
・なぜ「RunPod」を使い始めたか?
の答えは
・たまたま(のご縁で)、「RunPod」で課金ができたから
使わせていただくことになりました。
また
・「RunPod」で課金ができなかったら、クラウドGPUサービスの利用を諦めていた
状況でしたので
・「RunPod」に感謝!
しています。
RunPodの使い方を把握するのに難渋・・・
その後
・「RunPod」に課金はできたものの、どうやって使うの?
という疑問を解決するために、公式ドキュメントを読んだり、現状で公開してくださっているRunPod系のブログ記事・YouTube動画を見漁りました。
情報を調べる中で大体の使い方は把握できましたが、いざ、自分の用途で使おうとなると、まだ情報が不十分でした。
RunPodの使い方を把握する上での難点としては
・サイトの表示が英語なので説明を読むのが辛い…
・どの「GPU」「テンプレート」を選んだらいいのかわからない…
・Google ColaboratoryとRunPodのJupyter(ノートブック)の操作の違いがわからない
などがありました。
課金成功後に、2ヶ月以上RunPodの操作を学ぶのに格闘をしました。
RunPodを使わせていただく中で
・日本人のAI初学者の方が「RunPod」を課金して使おうと思うには、ハードルが高い…(のではないか?)
と感じました。
当初は
「Google Colaboratoryとの違うところを簡単に解説したチュートリアル記事・動画を作ろう。」
といった甘い考えを持っていたのですが
・「RunPod」の導入から各種設定方法、使い方を丁寧に解説
するチュートリアル記事・動画を作成する必要性を感じましたので、時間をかけてRunPod導入のためのチュートリアル記事・動画を作成しようと決心しました。
RVC WebUIの事例で学ぶ。RunPodの使い方
最終的に完成したのは、以下のチュートリアル記事です。
【オリジナル版RVC WebUI】
RVC v1モデル
・【RVC v1モデル対応版】移行ガイド:RunPodでRVC WebUIを使う方法(要点解説)
RVC v2モデル
・【RVC v2モデル対応版】移行ガイド:RunPodでRVC WebUIを使う方法(要点解説)
【だだっこぱんださん版RVC WebUI】
RVC v1モデル
・【ddPn08 – RVC v1モデル対応版】移行ガイド:RunPodでRVC WebUIを使う方法(要点解説)
RVC v2モデル
・【ddPn08 – RVC v2モデル対応版】移行ガイド:RunPodでRVC WebUIを使う方法(要点解説)
今回は、4パターンのRVC WebUIを使えるようにするために4つの記事を作成していますが、どちらの記事にも以下のチュートリアル動画
【移行ガイド】RunPod編 – RVC WebUIの使い方入門:AIボイスチェンジャー
RVC WebUI with RunPod – AI Voice Changer Tutorial
視聴時間:1時間14分37秒
【動画の内容:移行ガイド – RunPodでRVC WebUIの使い方】
0:00 オープニング
0:39 はじめに
2:39 RunPodでRVC WebUIを実行する手順(RunPodの使い方)
3:55 RunPodの登録手順
5:40 RunPodの課金方法
8:30 ポッドの設定
22:04 JupyterLabの起動
25:02 RVC WebUIの起動
42:10 実行コード:RVC WebUIの起動
47:15 RVC WebUIで学習
54:43 RVC WebUIでモデル推論
59:11 聴き比べ:4パターンのRVC WebUI
1:01:37 ディスク容量を管理する方法
1:07:41 ポッドを停止・削除する方法
1:08:59 ディスク容量の変更方法
1:10:09 GPUの数を変更する方法
1:13:08 おわりに
を掲載させていただいています。
RVC WebUIを使わない方の場合でも、テンプレートの選択以外は、各種設定・RunPod上の操作や注意点などは共通するかと思いますので、一通り動画を視聴していただくと、RunPodの使い方を日本人の方が把握できるのではないかと思います。
その後、いずれかの記事ページに沿って手順を進めていただくと、ポッドを構成〜ポッドの停止・再開する際に迷わないのではないかと思います。
今回作成させていただいた一連のチュートリアルの情報が、これからRunPodに課金してクラウド上のGPUを使い始めたい方が、現代のAIに触れ、AIに対する理解を深めるきっかけになることがありましたら幸いです。
by 子供プログラマー
:【RunPod編】RVC WebUIをはじめよう – AIボイスチェンジャー(一覧)