「データ分析のための統計学入門 原著第4版」は無料でPDFが公開されている
大学に入学して初めて統計学を学ぶ学生や、ビジネスでデータ分析をされている社会人のために、データサイエンティストなどによって書かれた統計学の入門書籍
「データ分析のための統計学入門原著第4版」
OpenIntroStatistics Fourth Edition(2019)
David M. Diez・Mine Çetinkaya-Rundel・Christopher D. Barr(著)
国友直人・小暮厚之・吉田靖(訳)
出版社:日本統計協会
刊行:2021年4月1日
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データ分析のための統計学入門
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データ分析のための統計学入門:原著第4版
は、紙媒体として、ネットショッピングで販売されていますが、なんと・・・・
日本語訳をされた方のウェブサイトで、「データ分析のための統計学入門原著第4版:日本語版」のPDFを無料でダウンロードできます。
「データ分析のための統計学入門原著第4版:日本語版」を無料ダウンロード
:日本語pdf公開版(2021-3-3) – データ分析のための統計学入門原著第4版(国友直人ら 訳)CCl(Creative Commons license)| 国友直人のホームページ
* 国友直人のホームページ
* 2021年4月9日確認時点の情報
書籍の内容:
訳者 まえがき
第1章 データ分析への誘い
第2章 統計データの記述
第3章 確率
第4章 確率変数の分布
第5章 統計的推測の基本
第6章 カテゴリカル・データの統計的推測
第7章 量的データに対する推測
第8章 線形回帰への入門
第9章 重回帰とロジスティック回帰
付録A 解答例
付録B 本書で利用したデータ
付録C 分布表
「訳者 まえがき」のところでは、原著の「OpenIntroStatistics Fourth Edition(2019)」の翻訳までの経緯などが書かれています。
2020年の世界的な出来事を機に、大学でもオンライン授業が開始される中で、オンラインで利用できる日本語の有益な統計学分野の教科書が見当たらなかったことが契機のようです。
その他にも、今回の書籍刊行にあたり
本書(日本語版)の出版を1つの契機として,日本においても関係するデータ分析や統計学の高等教育に関する議論が活発になることを希望する次第である.
出典:
データ分析のための統計学入門原著第4版
訳者 まえがき
という思いも綴られています。
この「OpenIntroStatistics Fourth Edition(2019)」の書籍の日本での評価は、「データ分析のための統計学入門原著第4版:日本語版」の普及に伴い判断されてくるのではないかと思いますが、日本の教育の歴史において、2021年4月が日本のデータ分析・統計学の教育におけるターニングポイントとなるのかもしれませんね。
また、書籍で紹介されているデータなどは、一般財団法人 日本統計協会のホームページ
:データ分析のための統計学入門 原著第4版 “OpenIntro Statistics Fourth Edition” | 一般財団法人 日本統計協会
でダウンロードできるようにしてくださっているようです。
ありがたいですね。
:無料で「21世紀の統計科学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」東京大学出版会 (3冊分PDF)を読む