【Wan2.2 – RunPod編】ComfyUIの設定解説
【更新状況】
2026年7月7日(火)
記事ページを公開しました。
これから、Wan2.2を始めてみたい方向けのチュートリアルです。
【対応ノートブック】
FP8版(軽量版)
:ダウンロード:Wan2.2(FP8版)- ComfyUIチュートリアル用のノートブック
FP16版(高品質版)
:ダウンロード:Wan2.2(FP16版)- ComfyUIチュートリアル用のノートブック
このチュートリアルは、RunPodでComfyUI起動後のWan2.2の各種設定に焦点を当てています。
RunPodの仕組みや使い方がわからない方は、以下の要点解説のチュートリアル
:【Wan2.2】RunPodでComfyUIを使う方法(要点解説)
を事前に把握していただくと、RunPodでComfyUIを使う方法の理解が深まるのではないかと思います。
【Wan2.2 – RunPod編】ComfyUIの使い方:
動画生成 – Fun Camera
動画生成・カメラ制御モデルを利用することで、定義されたカメラモーション条件に適合した動画を生成できるワークフローです。
このページでは主に
・FP16版(高品質版)
のワークフローを例として、各ノード内の設定などについて解説しておきます。
【Wan2.2 – RunPod編】ComfyUIの使い方:
Step 1 – Load models

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「Step 1 – Load models」(ステップ1:学習モデルの読み込み)では、動画生成(Fun Camera)をするために必要な学習モデルを設定してあります。
ここの設定は
・Wan2.2 Fun Camera fp16 + 4 steps LoRA(高速版)
・Wan2.2 Fun Camera fp16(高品質版)
ともに同じ設定になっています。
拡散モデルを読み込む:
wan2.2_fun_camera_high_noise_14B_bf16.safetensors
*拡散モデル:ノイズを段階的に加えたデータ(例:画像)から逆にノイズを除去して元のデータを生成する確率的生成モデル
動画生成(Fun Camera)用の学習モデルを活用します。
画像情報とプロンプトの内容から動画を作成できます。
約140億パラメータのテキストからビデオを生成するモデルの重みファイル(bf16:brain floating point – Google Brainが開発した機械学習に適した16ビット浮動小数点)です。
「high_noise」の学習モデルでは、高ノイズ環境での堅牢な生成を目的に学習されており、入力テキストから短い動画フレーム列を生成する用途に使われます。
尚、推論の際には、高VRAM(GPUメモリ)を要します。
本来は「diffusion_models」フォルダ(フォルダの場所:ComfyUI – models – diffusion_models)内のファイルが反映されるのが適切と思われましたが、バグのためか「unet」フォルダ(フォルダの場所:ComfyUI – models – unet)内に配置された学習モデルを選択できるようでした。
拡散モデルを読み込む:
wan2.2_fun_camera_low_noise._14B_bf16.safetensors
動画生成(Fun Camera)用の学習モデルを活用します。
画像情報とプロンプトの内容から動画を作成できます。
約140億パラメータのテキストからビデオを生成するモデルの重みファイル(bf16:brain floating point – Google Brainが開発した機械学習に適した16ビット浮動小数点)です。
「high_noise」の学習モデルでは、ノイズは少なめにしクリーンな学習サンプルを中心にトレーニングすることで高品質な生成を重視しており、プロンプトから高忠実度かつ低ノイズの短尺動画を生成する用途に適しています。
尚、推論の際には、高VRAM(GPUメモリ)を要します。
本来は「diffusion_models」フォルダ(フォルダの場所:ComfyUI – models – diffusion_models)内のファイルが反映されるのが適切と思われましたが、バグのためか「unet」フォルダ(フォルダの場所:ComfyUI – models – unet)内に配置された学習モデルを選択できるようでした。
CLIPを読み込む:
umt5_xxl_fp16.safetensors
*CLIP(Contrastive Language–Image Pretraining):対比学習による言語–画像事前学習
T5(Text-To-Text Transfer Transformer:テキスト→テキスト変換トランスフォーマー)系エンコーダ–デコーダアーキテクチャを基にしたXXLクラスのテキスト生成・翻訳向けモデルの重みファイル(fp16:16ビット浮動小数点)で、多言語機械翻訳や要約などのタスクに用いられているようです。
調べられた範囲の情報では、「umt5_xxl fp16.safetensors」をComfyUI側で互換化や代替テキストエンコーダとして流用している可能性が推測されました。
「text_encoders」フォルダ(フォルダの場所:ComfyUI – models – text_encoders)内に配置された学習モデルを選択できるようでした。
VAEを読み込む:
wan_2.1_vae.safetensors
*VAE(Variational Autoencoder):変分オートエンコーダ – 画像を小さな数字のまとまりに変えてから、そこから元の画像を復元する仕組み
画像と潜在空間の相互変換を行うVAEモデルで、拡散モデルの入出力を低次元で扱えるようにして計算効率と再構成品質を担保しているようです。
「vae」フォルダ(フォルダの場所:ComfyUI – models – vae)内に配置された学習モデルを選択できるようでした。
【Wan2.2 – RunPod編】ComfyUIの使い方:
Lightx2v 4steps LoRA(高速版)・モデルサンプリング(高品質版)

*画像をクリックすると拡大表示されます

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「Lightx2v 4steps LoRA」(Light×2v 4ステップ LoRA適用)では、LoRA(Low-Rank Adaptation:低ランク適応)の処理に必要な学習モデルを設定してあります。
LoRAの設定は「Wan2.2 Fun Camera fp16 + 4 steps LoRA(高速版)」の「Step 1 – Load models」(ステップ1:学習モデルの読み込み)の所に配置されています。
ここの設定は
・Wan2.2 Fun Camera fp16 + 4 steps LoRA(高速版)
・Wan2.2 Fun Camera fp16(高品質版)
で、違うノード構造になっています。
「Wan2.2 Fun Camera fp16 + 4 steps LoRA(高速版)」では、元のWan2.2のImage2Videoの学習モデルを壊さずに「軽量かつ高速な生成」(Light×2v + 4ステップ)を実現しつつ、LoRAで高ノイズ環境に特化した性能改善を小さな追加パラメータで行えるため、試行錯誤やプロトタイピング目的で生成する場合には、「Wan2.2 Fun Camera fp16 + 4 steps LoRA(高速版)」の利用が適しています。
LoRAローダーモデルのみ:
wan2.2_i2v_lightx2v_4steps_lora_v1.1_high_noise.safetensors
モデルの強度:1.00
*LoRA(Low-Rank Adaptation):低ランク適応
「Wan2.2 Fun Camera fp16 + 4 steps LoRA(高速版)」のみの設定です。
動画生成(Image2Video)用の「軽量かつ高速な生成」(Light×2v + 4ステップ)用のLoRAを活用します。
このLoRAは、高ノイズ環境での堅牢な生成を目的に学習されています。
「モデルの強度」は、LoRAで学習された追加行列の出力を元モデルの重みに加える際の乗算係数(LoRAが元のモデルに与える影響度:スケール)です。
数値の設定の例としては
・1.00:学習された変更をそのまま適用
・0.50:半分の強さで適用
・0.00:適用しない(無効化)
という意味になります。
チュートリアルでは「1.00:学習された変更をそのまま適用」にしています。
「モデルの強度:1.00」を超える値(例:1.5、2.0など)も設定可能なようですが、LoRAの追加効果をスケーリングして元モデルに対する影響を強められる一方で
・値を大きくすると出力が不安定になったり、アーティファクトや望ましくない変化が増える可能性がある
・元モデルとLoRAの学習条件に依存して過学習的な振る舞いや破綻を招くことがある
などのリスクもはらんでいるようです。
冒険したい方は、実験的に少しずつ上げて、生成結果を確認しながら調整してみてください。
「loras」フォルダ(フォルダの場所:ComfyUI – models – loras)内に配置した学習モデルを選択できるようでした。
LoRAローダーモデルのみ:
wan2.2_i2v_lightx2v_4steps_lora_v1.1_low_noise.safetensors
モデルの強度:1.00
「Wan2.2 Fun Camera fp16 + 4 steps LoRA(高速版)」のみの設定です。
動画生成(Image2Video)用の「軽量かつ高速な生成」(Light×2v + 4ステップ)用のLoRAを活用します。
このLoRAは、低ノイズ環境での高品質な生成を目的に学習されています。
「モデルの強度」は、LoRAで学習された追加行列の出力を元モデルの重みに加える際の乗算係数(LoRAが元のモデルに与える影響度:スケール)です。
数値の設定の例としては
・1.00:学習された変更をそのまま適用
・0.50:半分の強さで適用
・0.00:適用しない(無効化)
という意味になります。
チュートリアルでは「1.00:学習された変更をそのまま適用」にしています。
「モデルの強度:1.00」を超える値(例:1.5、2.0など)も設定可能なようですが、LoRAの追加効果をスケーリングして元モデルに対する影響を強められる一方で
・値を大きくすると出力が不安定になったり、アーティファクトや望ましくない変化が増える可能性がある
・元モデルとLoRAの学習条件に依存して過学習的な振る舞いや破綻を招くことがある
などのリスクもはらんでいるようです。
冒険したい方は、実験的に少しずつ上げて、生成結果を確認しながら調整してみてください。
「loras」フォルダ(フォルダの場所:ComfyUI – models – loras)内に配置した学習モデルを選択できるようでした。
モデルサンプリングSD3:
シフト:8.00
シフトの値は、サンプリング過程でノイズやスコア推定に対する時間ステップ(またはスコア)の補正・シフト量を表すパラメータで、生成のダイナミクス(安定性・鮮明さ・発散しやすさなど)に影響するようです。
「シフト:8.00」は、ComfyUIから公開されているWan2.2の動画生成(Fun Control)用のワークフローの数値を設定してあります。
ここの数値は、LoRAにより学習された変化とサンプリング補正のバランスを取るために、ワークフロー毎に最適なシフト値がプリセットされているケースが多いようですので、上記の設定のままが無難かもしれません。
シフト値の違いによる一般的な変化についてですが、LoRA適用時はモデルの出力が元モデルから変化しているため、逆拡散・サンプリング時の補正量を小さくして安定化を図っている可能性が高いようです。逆に、LoRAなしの場合には、より大きなシフトでノイズ除去挙動を強めている設定なのかもしれません。
要点としては
・シフト値を下げると生成が保守的で安定しやすい傾向
・シフト値を上げると変化が強まりディテールやコントラストが変わる傾向(過度だとアーティファクト)
があるようですので、興味のある方は、数値による変化を研究してみてください。
【Wan2.2 – RunPod編】ComfyUIの使い方:
Step 2 – Upload start_image

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「Step 2 – Upload start_image」(ステップ2 – 開始画像のアップロード)では、開始画像を指定します。
画像を読み込む:
video_wan2_2_14B_fun_camera_start_image.jpg
「アップロードするファイルを選択」をクリックし、ご自身のパソコン(ローカル環境)などから画像をアップロードします。
ここでアップロードした画像から動画が開始されます。
【Wan2.2 – RunPod編】ComfyUIの使い方:
Step 3 – Prompt

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「Step 3 – Prompt」(ステップ3 – プロンプト)では、プロンプトを指定します。
CLIP Text Encode (Positive Prompt):
(クリップテキストエンコーダー – ポジティブプロンプト)
Two rovers race past, leaving clear tracks. Base tower antenna flashes rapidly, modules flicker with light. Ship speeds toward giant planet, engine lights brilliant.
日本語訳
2台の探査車が疾走し、はっきりとした軌跡を残していく。
基地の塔にあるアンテナが激しく点滅し、モジュールが明滅している。
宇宙船は巨大な惑星に向かって高速で進み、エンジンの光がまばゆいばかりに輝いている。
生成したい画像のイメージを言語化したものを入力します。
英語、中国語、日本語などに対応しているようですが、ComfyUIのWan2.2のチュートリアルでは、ここの設定は主に「英語」で設定することが推奨されているようです。
日本語にも対応しているようですが、英語と中国語に比べると精度が落ちるようです。
このワークフローでは、ComfyUIのWna2.2のチュートリアルで初期設定されているポジティブプロンプトを使用しています。
Wan2.2を意識したプロンプトを考える際には、ChatGPTを始めとした生成AIに
・Wan2.2の特徴を最大限活かして、〜のような動画を生成したい場合のプロンプトの例を教えてください
・現在の〜というプロンプトを、Wan2.2の特徴を最大限活かしたプロンプトに修正してください。〜のような動画を生成したいです。
などと聞いてもらえばいいのではないかと思います。
CLIP Text Encode(Negative Prompt):
(クリップテキストエンコーダー – ネガティブプロンプト)
调艳丽,过曝,静态,细节模糊不清,字幕,风格,作品,画作,画面,静止,整体发灰,最差质量,低质量,JPEG压缩残留,丑陋的,残缺的,多余的手指,画得不好的手部,画得不好的脸部,畸形的,毁容的,形态畸形的肢体,手指融合,静止不动的画面,杂乱的背景,三条腿,背景人很多,倒着走
日本語訳
色調が鮮やか、露出オーバー、静止画、ディテールが不明瞭、字幕、スタイル、作品、絵画、 画面、静止画、全体的にくすんでいる、最低品質、低品質、JPEG圧縮の残像、醜い、欠損している、余計な指、下手な手の描写、下手な顔の描写、奇形、顔面損傷、形態異常な手足、指が重なっている、動かない画面、雑然とした背景、3本足、背景に人が多すぎる、逆向きに歩いている
生成したくない(除外したい)画像のイメージを言語化したものを入力します。
このワークフローでは、ComfyUIのWna2.2のチュートリアルで初期設定されているネガティブプロンプトを使用しています。
英語、中国語、日本語などに対応しているようですが、ComfyUIのWan2.2のチュートリアルでは、ここの設定は主に「中国語」で設定することが推奨されているようです。
こちらも日本語にも対応しているようですが、英語と中国語に比べると精度が落ちるようです。
ご自身の作品を生成する際には、上記のネガティブプロンプトを基本とし、用途に応じて必要な単語を追加、または、削除してみてください。
【Wan2.2 – RunPod編】ComfyUIの使い方:
Step 4 – Camera Conditions

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「Step 4 – Camera Conditions」(ステップ4 – カメラの撮影条件)では、カメラの撮影条件の設定を行います。
WanCameraEmbedding:
(Wanカメラ埋め込み)
カメラポーズ:Static
幅:720
高さ:720
長さ:81
速度:1.0
fx:0.50000000
fy:0.50000000
cx:0.50
cy:0.50
「カメラポーズ:Static」(固定)は、カメラのポーズ(位置・向き)が時間的に固定されるモードと推測されます。
その他にも
・Pan Up
:カメラが垂直上方向へ平行移動する(被写体に対して上方向へ視点が移動)。画面内の構図が下方向にスライドする印象
・Pan Down
:カメラが垂直下方向へ平行移動する。画面内の構図が上方向にスライドする印象。
・Pan Left
:カメラが水平左方向へ平行移動する。画面内の構図が右方向にスライドする印象。
・Pan Right
:カメラが水平右方向へ平行移動する。画面内の構図が左方向にスライドする印象。
・Zoom In
:カメラの焦点距離を伸ばす(またはカメラを被写体に近づける)ことで被写体が大きく見えるようにする。遠近感は圧縮され、細部が強調される。
・Zoom Out
:カメラの焦点距離を短くする(またはカメラを引く)ことで被写体が小さく見えるようにする。視野が広がり周辺の情報が見えるようになる。
・Anti Clockwise (ACW)
:カメラが反時計回りに回転(ロール)する。画面全体が左上がりに回転する方向の動き。
・ClockWise (CW)
:カメラが時計回りに回転(ロール)する。画面全体が右上がりに回転する方向の動き。
などがあるようです。
「Pan」はカメラの並進(translation)で、被写体に対する角度は基本的に変えずに視点を平行移動させる(パンニング)ことで、映像的には被写体が画面内で移動するように見えるようです。
一般的に「Zoom」は内部パラメータ(fx/fy)やカメラの位置(z軸)を変化させるようです。
「ACW/CW」はカメラのロール軸回転で、視界全体を傾ける効果のようです。
「幅:720」「高さ:720」では、生成する動画の高さ・幅(縦・横)のサイズを、ピクセル単位(px)で指定します。
チュートリアルでは「720 × 720」ピクセルの大きさに指定してあります。
【参考】
試しに、ショート動画などのスマホ撮影レイアウト(1080×1920)の作品ができるのか?
「幅:1088」(幅:1080にはできない)「高さ:1920」で実行したところ、上と下に同じような動画が2つ並ぶ感じの動画が出来上がりました。
そのため、初期設定では縦長の動画よりも、正方形の動画や、「幅:1920」「高さ:1080」などの一般的なディスプレイの比率にした方が安定した結果を得られるのではないかと思います。
縦長の動画を作りたい場合には、他にRoLAを導入する必要があるのではないかと推測されます。
動画の再生時間は、ここで設定する「長さ」の数値と「動画を作成」のノード内の「FPS」の数値によって変化します。
具体的には、動画再生時間の目安の計算は
・長さ ÷ FPS = 再生時間(秒)
*表示上は小数点第1位を四捨五入した数字が表示される
動画編集ソフトなどで詳細の再生時間をチェックすると上記の式の再生時間となる
となるようでした。
今回のワークフローの初期設定「長さ:81」「FPS:16」の場合には再生時間が「5秒」の動画が生成されます。
動画の大きさなどを変更するとメモリやGPUメモリなどにかかる負荷が変化します。
動画が大きいほど生成に時間がかかります。
用途に応じて微調整してみてください。
また、設定を変更すると、お使いのGPUによってはメモリ(RAM)・GPUメモリ(VRAM)が不足する可能性も考えられますので、各メモリが足りない場合には「GPU数を増やす」ことで対応してみてください。
「速度:1.0」は、カメラ移動が有効な場合の相対速度スケーリング値(移動量や補間の速さに掛かる係数)のようです。
「1.0」が標準速度で「0.0~10.0」の範囲で指定できるようです。値を大きくすると同じキーフレーム差分でも速く移動し、小さくするとゆっくり移動するようです。
「fx:0.50000000」(焦点距離xパラメータ)・「fy:0.50000000」(焦点距離yパラメータ)は、カメラの内部パラメータである焦点距離成分(principal focal length)を「0-1」の範囲に正規化した値のようです。
おおまかなイメージとしては
・「fx」「fy」が小さい(例 0.5)場合には、比較的広角(視野が広い)になり、被写体の透視変形が強くなる
・値を大きくすると望遠寄りになり、遠近感が圧縮される
・「fx」と「fy」の不一致はアスペクトや非対称歪みを生む(通常は同じ値にする)
傾向があるようです。
以下が目安です。
・「fx/fy:0.4–0.8」の値で広角〜標準
・「>1.0」 の値では望遠方向の感覚で試す
「cx:0.50」・「cy:0.50」は、画像平面上の主点(principal point)の「0-1」の範囲に正規化した値のようです。
通常は画像の中心が
・(0.50, 0.50)
*「cx:0.50」「cy:0.50」
となり「0〜1」 の範囲で指定されるようです。
例として、「cx:0.40」にすると画像の左寄りが主点になり、被写体は相対的に右にずれた投影を受けるように見えるよ設定となるようです。
「cx/cy」は、通常は「cx:0.50」・「cy:0.50」の値で中央の位置にし、カメラの注視点をずらしたい時に、数値を微調整して試行錯誤してみてください。
WanCameralmageToVideo:
バッチサイズ:1
「バッチサイズ:1」にすると1つだけ動画が生成されます。
2枚の動画を1回のプログラムの実行で生成したい場合には「バッチサイズ:2」とします。
バッチサイズを大きくすると、生成に時間がかかります。
こちらも用途に応じて微調整してみてください。
【Wan2.2 – RunPod編】ComfyUIの使い方:
Kサンプラー(高度)- その1(高速版)

*画像をクリックすると拡大表示されます
「Kサンプラー(高度)- その1(高速版:Wan2.2 Fun Camera fp16 + 4 steps LoRA)」では、動画生成(Fun Camera)をするための詳細設定をします。
ノイズ追加:
enable
(有効)
ここの設定で「enable」(有効)にすると、生成過程に追加のランダムノイズが注入されます。
多様性やテクスチャ感が増しますが、ノイズ・アーティファクトが出ることもあるようです。
一般的に
・多様な結果を得たい場合に「enable」(有効)
・再現性を重視する場合に「disable」(無効)
にします。
高速版のワークフローでは、始めの方の2ステップで有効化し、その後の2ステップで無効化して、最終的な生成物を生成しています。
ノイズシード:
569762373823732
ノイズの生成で使う乱数シード(整数)を設定します。
同じシードは同じ初期ノイズを再現します。
生成物の結果を再現したい場合は、ワークフローを実行する前に、ここの数値を同じ数値にしておきます。
試した感じでは、同じノイズシードにしても
・使うGPUによって結果が微妙に変化
する傾向があるようでした。
そのため、結果の再現をしたい場合には
・「ノイズシードの数値」に加えて「どのGPUを使ったか?」
についても記録しておくと良いかもしれません。
生成後の制御:
randomize
(ランダム)
生成完了後に適用する追加処理の振る舞いを指定します。
ここの設定を「randomize」(ランダム)にすると、ワークフローを実行直後に「ノイズシード」の数値が自動的に違う数値に変わります。
1つのプロンプトの内容に対して、多様性が欲しい場合は「randomize」(ランダム)の設定にします。
1つのプロンプトの内容に対して、生成結果を同じにしたい場合には「fixed」(固定)の設定にします。
「randomize」(ランダム)にした際の注意点としては
・ワークフローを実行すると、実行前に表示されていたノイズシードの数値
の生成物ができる点です。
そのため「randomize」(ランダム)の設定にして、どのような生成物ができるか確認する場合には
・実行前のノイズシードの数値
をコピー&ペーストして記録しておくといかもしれません。(生成物を再現できるため)
ステップ:
4
高速版では「wan2.2_i2v_lightx2v_4steps_lora_v1.1_〜_noise.safetensors」という「Lightx2v 4steps LoRA」(Light×2v 4ステップ LoRA適用)のモデルを使うため、実行するステップ数(デノイズ反復回数)を4回(4ステップ)にしてあります。
一般的に、ステップ数が少ないほど高速に処理されるがディテール不足で精度が落ちる傾向があります。
4ステップは、ステップ数としては、非常に少なく、荒く・ラフな出力になりやすいようですが、LoRAを適用することで少ないステップでも品質を保てるようにしています。
ただ、試した範囲では
・サンプラー
・スケジューラ
の種類によっては、品質が悪い生成物が出力されることも経験しています。
そのため、生成結果が思わしくない場合には、必要に応じてステップ数を増やしてどうなるのか?検証してみてください。
cfg:
1.0
「CFG」(Classifier-Free Guidance)は、プロンプトへの準拠度を制御するスケール値の強度(従属性)を表します。
値を上げるとプロンプトに対する忠実性が上がる一方で、過度に高いとアーティファクトや不自然さが出やすくなると考えられているようです。
【参考例】
CFGの値域と挙動の目安
・0.0〜0.5:ほぼ無ガイダンス
(プロンプト影響が弱く、生成はモデルの事前分布に近い。実験や完全な多様性を狙う時に指定)
・0.5〜1.0:軽めのガイダンス
(プロンプトを程よく反映しつつ自然さを保つ)
・1.0〜3.0:標準的な実用域
(多くのケースで1.5〜2.5あたりがよく使われる。1.5は控えめ、2.0付近はバランス良い、2.5〜3.0でより忠実)
・3.0〜7.0:強め〜非常に強いガイダンス
(プロンプト準拠性は高まるがアーティファクトや不自然さ、過適合・テキストの文字が現れる等が出やすい)
・>7.0:極端に高く実用上は稀
(安定性問題や崩れを招きやすい)
運用例
・初期試行:1.5〜2.5を基準に微調整
・多様性が欲しい:低め(1.0未満)に下げる
・プロンプト従属性重視:2.5前後まで上げて様子を見る
高すぎる値でアーティファクトが出たら、ステップ数を増やすなどで微調整
サンプラー名:
euler
使用するサンプリングアルゴリズムを指定します。
アルゴリズムごとに収束の仕方やディテール表現、速度が異なります。
試した感じでは、サンプラーを変更すると、同じプロンプトでも生成される動画の傾向(人物・色合い・背景の傾向など)が変わるようでした。
このワークフローでは、ComfyUIのWna2.2のチュートリアルで初期設定されているサンプラーを使用しています。
他のサンプラーにすると、4ステップのみでは品質の低い生成物が生成される可能性も懸念されます。
必要に応じてステップ数を増やして結果がどうなるか?検証してみてください。
また、設定を変更すると、お使いのGPUによってはメモリ(RAM)・GPUメモリ(VRAM)が不足する可能性も考えられますので、各メモリが足りない場合には「GPU数を増やす」ことで対応してみてください。
スケジューラ:
simple
各ステップで使うノイズ強度(sigma)やタイムラインの離散化方法を決めるスケジューラの設定をします。
サンプラーと同様に、スケジューラを変更すると、同じプロンプトでも生成される動画の傾向(人物・色合い・背景の傾向など)が変わるようでした。
このワークフローでは、ComfyUIのWna2.2のチュートリアルで初期設定されているスケジューラを使用しています。
他のスケジューラーにすると、4ステップのみでは品質の低い生成物が生成される可能性も懸念されます。
必要に応じてステップ数を増やして結果がどうなるか?検証してみてください。
また、設定を変更すると、お使いのGPUによってはメモリ(RAM)・GPUメモリ(VRAM)が不足する可能性も考えられますので、各メモリが足りない場合には「GPU数を増やす」ことで対応してみてください。
ステップ開始:
0
ステップ終了:
2
指定したステップ数「4」の内、最初のステップ(1ステップ)から2ステップまで「Kサンプラー(高度)- その1(高速版)」の設定で処理をする設定です。
「0」は通常「最初の/最大ノイズ側」から開始することを示すようです。
少しわかりにくいですが「0から開始しステップ1、ステップ2を処理する」(ステップ0〜ステップ2の区間)と捉えてもらえればいいかと思います。
今回のチュートリアルでは、ステップ数の「4」の内、始めの2ステップを「Kサンプラー(高度)- その1(高速版)」で処理し、残りの2ステップを「Kサンプラー(高度)- その2(高速版)」で処理し、動画を生成させています。
残りのノイズと一緒に返す:
enable
(有効)
「Kサンプラー(高度)- その1(高速版)」の処理では、生成結果とともに「まだ残っている」ノイズ状態(中間ノイズマップや最終ノイズ残差)も出力させるため「enable」(有効)にします。
途中経過の処理を後続のノードの「Kサンプラー(高度)- その2(高速版)」で再利用します。
「disable」(無効)にすると最終の動画のみが出力されます。
今回のチュートリアルでは「Kサンプラー(高度)- その2(高速版)」で「disable」(無効)にし、最終の動画のみを完成品として出力させます。
【Wan2.2 – RunPod編】ComfyUIの使い方:
Kサンプラー(高度)- その2(高速版)

*画像をクリックすると拡大表示されます
「Kサンプラー(高度)- その2(高速版:Wan2.2 Fun Camera fp16 + 4 steps LoRA)」では、動画生成(Fun Camera)をするための詳細設定をします。
ノイズ追加:
disable
(無効)
ここの設定で「disable」(無効)にすると、生成過程に追加のランダムノイズが注入されません。
一般的に
・多様な結果を得たい場合に「enable」(有効)
・再現性を重視する場合に「disable」(無効)
にします。
高速版のワークフローでは、始めの方の2ステップで有効化し、その後の2ステップで無効化して、最終的な生成物を生成しています。
ノイズシード:
0
ノイズの生成で使う乱数シード(整数)を設定します。
同じシードは同じ初期ノイズを再現します。
生成物の結果を再現したい場合は、ワークフローを実行する前に、ここの数値を同じ数値にしておきます。
初期設定では、ここの設定の「ノイズシード」の数値は「0」で固定しているので、「Kサンプラー(高度)- その1(高速版)」の「ノイズシード」の数値を指定しておくと、結果を再現できるようにしてあります。
生成後の制御:
fixed
(固定)
生成完了後に適用する追加処理の振る舞いを指定します。
ここの設定を「fixed」(固定)にすると、ワークフローを実行しても「ノイズシード」の数値が同じ数値のままになります。
1つのプロンプトの内容に対して、多様性が欲しい場合は「randomize」(ランダム)の設定にします。
1つのプロンプトの内容に対して、生成結果を同じにしたい場合には「fixed」(固定)の設定にします。
ステップ:
4
「Kサンプラー(高度)- その1(高速版)」で指定したステップ回数と同じ数値を設定します。
高速版では「wan2.2_i2v_lightx2v_4steps_lora_v1.1_〜_noise.safetensors」という「Lightx2v 4steps LoRA」(Light×2v 4ステップ LoRA適用)のモデルを使うため、実行するステップ数(デノイズ反復回数)を4回(4ステップ)にしてあります。
一般的に、ステップ数が少ないほど高速に処理されるがディテール不足で精度が落ちる傾向があります。
4ステップは、ステップ数としては、非常に少なく、荒く・ラフな出力になりやすいようですが、LoRAを適用することで少ないステップでも品質を保てるようにしています。
ただ、試した範囲では
・サンプラー
・スケジューラ
の種類によっては、品質が悪い生成物が出力されることも経験しています。
そのため、生成結果が思わしくない場合には、必要に応じてステップ数を増やしてどうなるのか?検証してみてください。
cfg:
1.0
「CFG」(Classifier-Free Guidance)は、プロンプトへの準拠度を制御するスケール値の強度(従属性)を表します。
高めにすると指示に忠実だが過度に固くなったりアーティファクトが出る可能性があるようです。
【参考例】
CFGの値域と挙動の目安
・0.0〜0.5:ほぼ無ガイダンス
(プロンプト影響が弱く、生成はモデルの事前分布に近い。実験や完全な多様性を狙う時に指定)
・0.5〜1.0:軽めのガイダンス
(プロンプトを程よく反映しつつ自然さを保つ)
・1.0〜3.0:標準的な実用域
(多くのケースで1.5〜2.5あたりがよく使われる。1.5は控えめ、2.0付近はバランス良い、2.5〜3.0でより忠実)
・3.0〜7.0:強め〜非常に強いガイダンス
(プロンプト準拠性は高まるがアーティファクトや不自然さ、過適合・テキストの文字が現れる等が出やすい)
・>7.0:極端に高く実用上は稀
(安定性問題や崩れを招きやすい)
運用例
・初期試行:1.5〜2.5を基準に微調整
・多様性が欲しい:低め(1.0未満)に下げる
・プロンプト従属性重視:2.5前後まで上げて様子を見る
高すぎる値でアーティファクトが出たら、ステップ数を増やすなどで微調整
サンプラー名:
euler
使用するサンプリングアルゴリズムを指定します。
アルゴリズムごとに収束の仕方やディテール表現、速度が異なります。
試した感じでは、サンプラーを変更すると、同じプロンプトでも生成される画像の傾向(人物・色合い・背景の傾向など)が変わるようでした。
このワークフローでは、ComfyUIのWna2.2のチュートリアルで初期設定されているサンプラーを使用しています。
他のサンプラーにすると、4ステップのみでは品質の低い生成物が生成される可能性も懸念されます。
必要に応じてステップ数を増やして結果がどうなるか?検証してみてください。
今回は、一貫性を持たせるために「Kサンプラー(高度)- その1(高速版)」で指定したサンプラーと同じサンプラーにしておきましたが、生成物の多様性を求める場合には、ここの設定を「Kサンプラー(高度)- その1(高速版)」の設定と違うサンプラーにすることもできるようでした。
また、設定を変更すると、お使いのGPUによってはメモリ(RAM)・GPUメモリ(VRAM)が不足する可能性も考えられますので、各メモリが足りない場合には「GPU数を増やす」ことで対応してみてください。
スケジューラ:
simple
各ステップで使うノイズ強度(sigma)やタイムラインの離散化方法を決めるスケジューラの設定をします。
サンプラーと同様に、スケジューラを変更すると、同じプロンプトでも生成される画像の傾向(人物・色合い・背景の傾向など)が変わるようでした。
このワークフローでは、ComfyUIのWna2.2のチュートリアルで初期設定されているスケジューラを使用しています。
他のスケジューラーにすると、4ステップのみでは品質の低い生成物が生成される可能性も懸念されます。
必要に応じてステップ数を増やして結果がどうなるか?検証してみてください。
今回は、一貫性を持たせるために「Kサンプラー(高度)- その1(高速版)」で指定したスケジューラと同じスケジューラにしておきましたが、生成物の多様性を求める場合には、ここの設定を「Kサンプラー(高度)- その1(高速版)」の設定と違うスケジューラにすることもできるようでした。
また、設定を変更すると、お使いのGPUによってはメモリ(RAM)・GPUメモリ(VRAM)が不足する可能性も考えられますので、各メモリが足りない場合には「GPU数を増やす」ことで対応してみてください。
ステップ開始:
2
ステップ終了:
4
指定したステップ数「4」の内、3ステップから4ステップまで「Kサンプラー(高度)- その2(高速版)」の設定で処理をする設定です。
少しわかりにくいですが「ステップ2から開始しステップ3、ステップ4を処理する」(ステップ2〜ステップ4の区間)と捉えてもらえればいいかと思います。
今回のチュートリアルでは、ステップ数の「4」の内、始めの2ステップを「Kサンプラー(高度)- その1(高速版)」で処理し、残りの2ステップを「Kサンプラー(高度)- その2(高速版)」で処理し、動画を生成させています。
【参考:ステップの設定について】
「ステップ」の設定は、「Kサンプラー(高度)- その1」と「Kサンプラー(高度)- その2」を同じ数値にします。
この数値が実行する合計ステップ回数になります。
「Kサンプラー(高度)- その1」は、「ステップ開始:0」にします。
一例として、「ステップ終了」は、合計のステップ回数の半分を目安にします。
「Kサンプラー(高度)- その2」の「ステップ開始」の数値は、「Kサンプラー(高度)- その1」で指定した「ステップ終了」の数値にします。
「Kサンプラー(高度)- その2」の「ステップ終了」の数値は、合計のステップ回数の数値にします。
具体例:「ステップ:20」にする場合:
・Kサンプラー(高度)- その1
– ステップ:20
– ステップ開始:0
– ステップ終了:10
・Kサンプラー(高度)- その2
– ステップ:20
– ステップ開始:10
– ステップ終了:20
残りのノイズと一緒に返す:
disable
(無効)
「Kサンプラー(高度)- その1(高速版)」の処理では、生成結果とともに「まだ残っている」ノイズ状態(中間ノイズマップや最終ノイズ残差)も出力させた途中経過の処理を「Kサンプラー(高度)- その2(高速版)」で再利用し、「disable」(無効)にすることで4ステップ後の最終の動画を出力しています。
【Wan2.2 – RunPod編】ComfyUIの使い方:
Kサンプラー(高度)- その1(高品質版)

*画像をクリックすると拡大表示されます
「Kサンプラー(高度)- その1(高品質版:Wan2.2 Fun Camera fp16)」では、動画生成(Fun Camera)をするための詳細設定をします。
ノイズ追加:
enable
(有効)
ここの設定で「enable」(有効)にすると、生成過程に追加のランダムノイズが注入されます。
多様性やテクスチャ感が増しますが、ノイズ・アーティファクトが出ることもあるようです。
一般的に
・多様な結果を得たい場合に「enable」(有効)
・再現性を重視する場合に「disable」(無効)
にします。
高品質版のワークフローでは、始めの方の10ステップで有効化し、その後の10ステップで無効化して、最終的な生成物を生成しています。
ノイズシード:
224252022182108
ノイズの生成で使う乱数シード(整数)を設定します。
同じシードは同じ初期ノイズを再現します。
生成物の結果を再現したい場合は、ワークフローを実行する前に、ここの数値を同じ数値にしておきます。
試した感じでは、同じノイズシードにしても
・使うGPUによって結果が微妙に変化
する傾向があるようでした。
そのため、結果の再現をしたい場合には
・「ノイズシードの数値」に加えて「どのGPUを使ったか?」
についても記録しておくと良いかもしれません。
生成後の制御:
randomize
(ランダム)
生成完了後に適用する追加処理の振る舞いを指定します。
ここの設定を「randomize」(ランダム)にすると、ワークフローを実行直後に「ノイズシード」の数値が自動的に違う数値に変わります。
1つのプロンプトの内容に対して、多様性が欲しい場合は「randomize」(ランダム)の設定にします。
1つのプロンプトの内容に対して、生成結果を同じにしたい場合には「fixed」(固定)の設定にします。
「randomize」(ランダム)にした際の注意点としては
・ワークフローを実行すると、実行前に表示されていたノイズシードの数値
の生成物ができる点です。
そのため「randomize」(ランダム)の設定にして、どのような生成物ができるか確認する場合には
・実行前のノイズシードの数値
をコピー&ペーストして記録しておくといかもしれません。(生成物を再現できるため)
ステップ:
20
高品質版では「wan2.2_i2v_lightx2v_4steps_lora_v1.1_〜_noise.safetensors」という「Lightx2v 4steps LoRA」(Light×2v 4ステップ LoRA適用)のモデルを使わないので、実行するステップ数(デノイズ反復回数)を20回(20ステップ)にしてあります。
一般的に、ステップ数が少ないほど高速に処理されるがディテール不足で精度が落ちる傾向があります。
試した感じでは、20ステップで概ね安定した結果が出力できる印象を受けていますが、生成がうまくいかない場合には、必要に応じて30ステップなどとステップ数を増やしてみてください。
cfg:
3.5
「CFG」(Classifier-Free Guidance)は、プロンプトへの準拠度を制御するスケール値の強度(従属性)を表します。
値を上げるとプロンプトに対する忠実性が上がる一方で、過度に高いとアーティファクトや不自然さが出やすくなると考えられているようです。
【参考例】
CFGの値域と挙動の目安
・0.0〜0.5:ほぼ無ガイダンス
(プロンプト影響が弱く、生成はモデルの事前分布に近い。実験や完全な多様性を狙う時に指定)
・0.5〜1.0:軽めのガイダンス
(プロンプトを程よく反映しつつ自然さを保つ)
・1.0〜3.0:標準的な実用域
(多くのケースで1.5〜2.5あたりがよく使われる。1.5は控えめ、2.0付近はバランス良い、2.5〜3.0でより忠実)
・3.0〜7.0:強め〜非常に強いガイダンス
(プロンプト準拠性は高まるがアーティファクトや不自然さ、過適合・テキストの文字が現れる等が出やすい)
・>7.0:極端に高く実用上は稀
(安定性問題や崩れを招きやすい)
運用例
・初期試行:1.5〜2.5を基準に微調整
・多様性が欲しい:低め(1.0未満)に下げる
・プロンプト従属性重視:2.5前後まで上げて様子を見る
高すぎる値でアーティファクトが出たら、ステップ数を増やすなどで微調整
サンプラー名:
euler
使用するサンプリングアルゴリズムを指定します。
アルゴリズムごとに収束の仕方やディテール表現、速度が異なります。
今回は、高速版の4ステップと対比させるために、あえてサンプラーの設定を高速版の設定と同じにしてあります。
試した感じでは、サンプラーを変更すると、同じプロンプトでも生成される動画の傾向(人物・色合い・背景の傾向など)が変わるようでした。
他のサンプラーにすると、結果がどうなるか?検証してみてください。
また、設定を変更すると、お使いのGPUによってはメモリ(RAM)・GPUメモリ(VRAM)が不足する可能性も考えられますので、各メモリが足りない場合には「GPU数を増やす」ことで対応してみてください。
スケジューラ:
simple
各ステップで使うノイズ強度(sigma)やタイムラインの離散化方法を決めるスケジューラの設定をします。
今回は、高速版の4ステップと対比させるために、あえてサンプラーの設定を高速版の設定と同じにしてあります。
サンプラーと同様に、スケジューラを変更すると、同じプロンプトでも生成される動画の傾向(人物・色合い・背景の傾向など)が変わるようでした。
興味のある方は、サンプラーとスケジューラの組み合わせを変えて変化を検証してみてください。
また、設定を変更すると、お使いのGPUによってはメモリ(RAM)・GPUメモリ(VRAM)が不足する可能性も考えられますので、各メモリが足りない場合には「GPU数を増やす」ことで対応してみてください。
ステップ開始:
0
ステップ終了:
10
指定したステップ数「20」の内、最初のステップ(1ステップ)から10ステップまで「Kサンプラー(高度)- その1(高品質版)」の設定で処理をする設定です。
「0」は通常「最初の/最大ノイズ側」から開始することを示すようです。
少しわかりにくいですが「0から開始しステップ1、ステップ10までの処理をする」(ステップ0〜ステップ10の区間)と捉えてもらえればいいかと思います。
今回のチュートリアルでは、ステップ数の「20」の内、始めの10ステップを「Kサンプラー(高度)- その1(高品質版)」で処理し、残りの10ステップを「Kサンプラー(高度)- その2(高品質版)」で処理し、動画を生成させています。
残りのノイズと一緒に返す:
enable
(有効)
「Kサンプラー(高度)- その1(高品質版)」の処理では、生成結果とともに「まだ残っている」ノイズ状態(中間ノイズマップや最終ノイズ残差)も出力させるため「enable」(有効)にします。
途中経過の処理を後続のノードの「Kサンプラー(高度)- その2(高品質版)」で再利用します。
「disable」(無効)にすると最終の動画のみが出力されます。
今回のチュートリアルでは「Kサンプラー(高度)- その2(高品質版)」で「disable」(無効)にし、最終の動画のみを完成品として出力させます。
【Wan2.2 – RunPod編】ComfyUIの使い方:
Kサンプラー(高度)- その2(高品質版)

*画像をクリックすると拡大表示されます
「Kサンプラー(高度)- その2(高品質版:Wan2.2 Fun Camera fp16)」では、動画生成(Fun Camera)をするための詳細設定をします。
ノイズ追加:
disable
(無効)
ここの設定で「disable」(無効)にすると、生成過程に追加のランダムノイズが注入されません。
一般的に
・多様な結果を得たい場合に「enable」(有効)
・再現性を重視する場合に「disable」(無効)
にします。
高品質版のワークフローでは、始めの方の10ステップで有効化し、その後の10ステップで無効化して、最終的な生成物を生成しています。
ノイズシード:
0
ノイズの生成で使う乱数シード(整数)を設定します。
同じシードは同じ初期ノイズを再現します。
生成物の結果を再現したい場合は、ワークフローを実行する前に、ここの数値を同じ数値にしておきます。
初期設定では、ここの設定の「ノイズシード」の数値は「0」で固定しているので、「Kサンプラー(高度)- その1(高品質版)」の「ノイズシード」の数値を指定しておくと、結果を再現できるようにしてあります。
生成後の制御:
fixed
(固定)
生成完了後に適用する追加処理の振る舞いを指定します。
ここの設定を「fixed」(固定)にすると、ワークフローを実行しても「ノイズシード」の数値が同じ数値のままになります。
1つのプロンプトの内容に対して、多様性が欲しい場合は「randomize」(ランダム)の設定にします。
1つのプロンプトの内容に対して、生成結果を同じにしたい場合には「fixed」(固定)の設定にします。
ステップ:
20
「Kサンプラー(高度)- その1(高品質版)」で指定したステップ回数と同じ数値を設定します。
高品質版では「wan2.2_i2v_lightx2v_4steps_lora_v1.1_〜_noise.safetensors」という「Lightx2v 4steps LoRA」(Light×2v 4ステップ LoRA適用)のモデルを使わないため、実行するステップ数(デノイズ反復回数)を20回(20ステップ)にしてあります。
一般的に、ステップ数が少ないほど高速に処理されるがディテール不足で精度が落ちる傾向があります。
試した感じでは、20ステップで概ね安定した結果が出力できる印象を受けていますが、生成がうまくいかない場合には、必要に応じて30ステップなどとステップ数を増やしてみてください。
cfg:
3.5
「CFG」(Classifier-Free Guidance)は、プロンプトへの準拠度を制御するスケール値の強度(従属性)を表します。
高めにすると指示に忠実だが過度に固くなったりアーティファクトが出る可能性があるようです。
【参考例】
CFGの値域と挙動の目安
・0.0〜0.5:ほぼ無ガイダンス
(プロンプト影響が弱く、生成はモデルの事前分布に近い。実験や完全な多様性を狙う時に指定)
・0.5〜1.0:軽めのガイダンス
(プロンプトを程よく反映しつつ自然さを保つ)
・1.0〜3.0:標準的な実用域
(多くのケースで1.5〜2.5あたりがよく使われる。1.5は控えめ、2.0付近はバランス良い、2.5〜3.0でより忠実)
・3.0〜7.0:強め〜非常に強いガイダンス
(プロンプト準拠性は高まるがアーティファクトや不自然さ、過適合・テキストの文字が現れる等が出やすい)
・>7.0:極端に高く実用上は稀
(安定性問題や崩れを招きやすい)
運用例
・初期試行:1.5〜2.5を基準に微調整
・多様性が欲しい:低め(1.0未満)に下げる
・プロンプト従属性重視:2.5前後まで上げて様子を見る
高すぎる値でアーティファクトが出たら、ステップ数を増やすなどで微調整
サンプラー名:
euler
使用するサンプリングアルゴリズムを指定します。
アルゴリズムごとに収束の仕方やディテール表現、速度が異なります。
今回は、高速版の4ステップと対比させるために、あえてサンプラーの設定を高速版の設定と同じにしてあります。
試した感じでは、サンプラーを変更すると、同じプロンプトでも生成される画像の傾向(人物・色合い・背景の傾向など)が変わるようでした。
他のサンプラーにすると、結果がどうなるか?検証してみてください。
今回は、一貫性を持たせるために「Kサンプラー(高度)- その1(高品質版)」で指定したサンプラーと同じサンプラーにしておきましたが、生成物の多様性を求める場合には、ここの設定を「Kサンプラー(高度)- その1(高品質版)」の設定と違うサンプラーにすることもできるようでした。
また、設定を変更すると、お使いのGPUによってはメモリ(RAM)・GPUメモリ(VRAM)が不足する可能性も考えられますので、各メモリが足りない場合には「GPU数を増やす」ことで対応してみてください。
スケジューラ:
simple
各ステップで使うノイズ強度(sigma)やタイムラインの離散化方法を決めるスケジューラの設定をします。
今回は、高速版の4ステップと対比させるために、あえてサンプラーの設定を高速版の設定と同じにしてあります。
サンプラーと同様に、スケジューラを変更すると、同じプロンプトでも生成される画像の傾向(人物・色合い・背景の傾向など)が変わるようでした。
興味のある方は、サンプラーとスケジューラの組み合わせを変えて変化を検証してみてください。
今回は、一貫性を持たせるために「Kサンプラー(高度)- その1(高品質版)」で指定したスケジューラと同じスケジューラにしておきましたが、生成物の多様性を求める場合には、ここの設定を「Kサンプラー(高度)- その1(高品質版)」の設定と違うスケジューラにすることもできるようでした。
また、設定を変更すると、お使いのGPUによってはメモリ(RAM)・GPUメモリ(VRAM)が不足する可能性も考えられますので、各メモリが足りない場合には「GPU数を増やす」ことで対応してみてください。
ステップ開始:
10
ステップ終了:
20
指定したステップ数「20」の内、11ステップから20ステップまで「Kサンプラー(高度)- その2(高品質版)」の設定で処理をする設定です。
少しわかりにくいですが「ステップ10から開始しステップ11、ステップ20を処理する」(ステップ10〜ステップ20の区間)と捉えてもらえればいいかと思います。
今回のチュートリアルでは、ステップ数の「20」の内、始めの10ステップを「Kサンプラー(高度)- その1(高品質版)」で処理し、残りの10ステップを「Kサンプラー(高度)- その2(高品質版)」で処理し、動画を生成させています。
残りのノイズと一緒に返す:
disable
(無効)
「Kサンプラー(高度)- その1(高品質版)」の処理では、生成結果とともに「まだ残っている」ノイズ状態(中間ノイズマップや最終ノイズ残差)も出力させた途中経過の処理を「Kサンプラー(高度)- その2(高品質版)」で再利用し、「disable」(無効)にすることで4ステップ後の最終の動画を出力しています。
【Wan2.2 – RunPod編】ComfyUIの使い方:
VAEデコード

*画像をクリックすると拡大表示されます
「VAEデコード」では、潜在空間(latent space)にある画像の潜在表現(通常は拡張済みの潜在テンソル)を実際のピクセル画像に復元(デコード)する処理を行います。
(モデルが内部で扱う「圧縮表現:潜在」を人が見られる画像に戻す)
*VAE(Variational Autoencoder):変分オートエンコーダ – 画像を小さな数字のまとまりに変えてから、そこから元の画像を復元する仕組み
【Wan2.2 – RunPod編】ComfyUIの使い方:
動画を作成

*画像をクリックすると拡大表示されます
「動画を作成」では、フレームレート(FPS:Frames Per Second)の設定を行います。
fps:16
(フレームレート:16)
「FPS」は、生成する動画を構成する静止画(フレーム)が1秒間に何枚表示されるかを示す数値です。
フレームレートが「FPS:16」の場合、1秒間に16枚の画像が連続して再生されるということになります。
動画の再生時間は、ここで設定する「FPS」の数値と「WanCameraEmbedding」(Wanカメラ埋め込み)のノード内の「長さ」の数値によって変化します。
具体的には、動画再生時間の目安の計算は
・長さ ÷ FPS = 再生時間(秒)
*表示上は小数点第1位を四捨五入した数字が表示される
動画編集ソフトなどで詳細の再生時間をチェックすると上記の式の再生時間となる
となるようでした。
今回のワークフローの初期設定「長さ:81」「FPS:16」の場合には再生時間が「5秒」の動画が生成されます。
【Wan2.2 – RunPod編】ComfyUIの使い方:
ビデオを保存

*画像をクリックすると拡大表示されます

*画像をクリックすると拡大表示されます
「ビデオを保存」では、ワークフローを実行後に生成される画像の保存場所を指定します。
ここの設定は
・Wan2.2 Fun Camera fp16 + 4 steps LoRA(高速版)
・Wan2.2 Fun Camera fp16(高品質版)
で、違う設定になっています。
ビデオ:
ファイル名_プレフィックス:video/Wan2.2_14B_FP16_and_BF16_FunCamera_4_steps_LoRA
*Wan2.2 Fun Camera fp16 + 4 steps LoRA(高速版)
ファイル名_プレフィックス:video/Wan2.2_14B_FP16_and_BF16_FunCamera
*Wan2.2 Fun Camera fp16(高品質版)
高速版の出力結果は
・「video」フォルダ内
*フォルダの場所:ComfyUI – output – video
に「Wan2.2_14B_FP16_and_BF16_FunCamera_4_steps_LoRA〜.mp4」として出力されます。
高品質版の出力結果は
・「video」フォルダ内
*フォルダの場所:ComfyUI – output – video
に「an2.2_14B_FP16_and_BF16_FunCamera〜.mp4」として出力されます。
出力されたファイルは「FileBrowser」上でダウンロードできます。
by 子供プログラマー
:【RunPod編】Wan2.2:ComfyUIチュートリアル(一覧)
– 【Wan2.2】RunPod編:日本人のためのComfyUIの使い方(設定詳解)
